彼氏に「電子タバコだからもう大丈夫」──根拠のないことを言われて、どこかモヤッとした経験はありませんか?
たしかに匂いは少なく、煙も出ない。
でもその“安心感”こそが、禁煙を遠ざけてしまう最大の落とし穴なんです。
今回は、電子タバコが“ごまかし喫煙”を生む理由について、WHOの警告と私自身の体験をもとにお話しします。
結論:電子タバコは“禁煙の代わり”でもなく、むしろ吸う機会、回数を助長します

結論として、電子(加熱式)タバコ**禁煙を遠ざける「ごまかし喫煙の装置」**です。
煙が少なく匂いも弱いため、「もうやめたようなもの」と錯覚しやすいし、言い訳の材料に使われやすいです。
でも、電子タバコにもニコチンが含まれており依存性は変わりません。

それどころか、匂いや煙も出ないことをいいことに、「吸う機会を助長してしまう。」そんなデメリットも大きいです。
そしてバレにくいをいいことに、「嘘に嘘を重ねる」トリガーになるのも電子タバコなのです。
電子タバコは吸っている限り、それは「禁煙」ではなく「継続喫煙」なんです。
私の禁煙体験はこちらの記事をクリック
「10年吸ってたタバコ、なぜかやめられた」784日続く禁煙のリアル体験電子タバコは「禁煙の代わり」ではなく「依存の延命装置」

世界保健機関(WHO)は2024年、初めて電子タバコ(加熱式タバコ)の使用者数を推計しました。👉 電子たばこ、世界で1億人が使用 WHO初推計、青少年に悪影響も
結果は、なんと世界で1億人以上。
そのうち8600万人が15歳以上で、男性が5300万人を占めるとの報告です。
WHOはこう警告しています。
「電子タバコも健康に有害であり、青少年の発達に悪影響を及ぼすおそれがある。」
つまり、「紙よりマシ」という理由では禁煙の代わりにならないのです。
なぜなら、電子タバコにもニコチンが含まれ、依存性は紙タバコと同等だからです。
さらに、煙が少なく匂いが抑えられている分、「紙タバコより体に害が少ないのではないか?」
という”吸うハードルが下がってしまう心理的トラップ”があります。
私の体験:一番やめづらかったのは「電子タバコ期」

私も紙タバコをやめて電子タバコに切り替えました。
しかし、今振り返ると──あの時期が一番やめづらかったです。
- 匂いが少ないから、車の中でも気軽に吸える。
- 帰宅直前まで吸っても、ファブリーズすればバレない。
- 夜、妻と子どもが寝た後に換気扇の下で吸っても、気づかれない。
正直、電子タバコも臭いはあります。
でも紙タバコに比べれば半分以下。
「臭くないし、煙も出ないから大丈夫」と思い込んでいました。

加熱式タバコ独特の「葉を蒸した匂いが苦手…。」という人もいます。
吸わないに越したことはないですね。
なので、「電子(加熱式タバコ)だから大丈夫。」とうのは、それは大きな錯覚です。
実際は、“吸っている自分を正当化する”ごまかし禁煙でした。
紙タバコを吸っていた頃よりも吸う回数が増え、気づけば「やめられない自分」に戻っていたのです。
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電子タバコの“嘘八百”トークには注意

恋人やパートナーがこう言ってきたら、要注意です。
- 「これ、タバコじゃないから」
- 「紙タバコより全然マシだよ」
- 「健康にもいいし、匂いしないから問題ないでしょ」
電子タバコ=ニコチン入りのタバコ。
依存性がある以上、吸っている限りは喫煙者です。
「吸ってもいい理由」を探しているだけで、禁煙の努力ではありません。
電子タバコは、臭いも煙も少ないからこそ“バレずに吸える”。
その構造が、嘘をつく人の逃げ道にもなってしまうのです。
彼氏にタバコをやめて欲しい方はこちらの記事へ
喧嘩せずに彼氏を禁煙へ|後押しできる“伝え方と具体策”電子(加熱式)タバコ=まだ“安全”とは言えない

電子タバコの歴史はまだ10年ほどです。
長期的な健康被害は、明確なデータが存在しません。
しかし一部の研究では、電子タバコの蒸気に発がん性物質・微細粒子・重金属が含まれていることが確認されています。
紙タバコの危険性は長期的なエビデンスから、「吸うことは推奨されていません。」
しかし電子(加熱式)タバコの歴史はまだ浅いため長期的データは未知数なので、不安感は拭えません。
むしろ、「まだ分かっていない」という不確実さこそが、最大のリスク。
“紙タバコより安全と思いたい”心理が、依存を深める温床になっています。
本当にやめた時に見える世界
タバコを手放した瞬間、世界が少し変わります。
朝の目覚めが軽くなり、味覚も戻る。
何より、“吸っている自分を隠さなくていい安心感”がある。

私がやめてわかったことは、
禁煙とは、「タバコをやめること」ではなく、「ごまかさない自分に戻ること」なのだと感じました。
まとめ|電子(加熱式)タバコも禁煙してもらう、彼氏に“逆ギレされたら別れの選択も

電子タバコ=禁煙ではありません。
吸っている限り、心のどこかで「まだタバコに縛られています」
後押しする方法は、大変面倒ですが——
- 相手の気持ちを逆撫でせず、感情的ににならないこと。
- 一緒に禁煙に歩み寄ろうとする姿勢
この2点が大切です。
そして、もと喫煙者の私からのアドバイスとして——
逆ギレしてくる彼氏であれば別れの選択を選んでも、個人的には良いと思います。
電子タバコは、匂いで気づきにくい、隠れて吸える温床になりがちですが、
彼氏の嘘八百に騙されず、根気よくアドバイスを送ってあげてくださいね。
ではでは本日はこの辺りで。まかろんでした
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