「電子タバコだからOK」は危険信号|禁煙を遠ざける“ごまかし喫煙”の真実

電子タバコや加熱式タバコ、紙巻きタバコのイラストが並び、「No Smoking」の文字とともに、「電子タバコだからOK」は危険信号というメッセージを強調したアイキャッチ画像。 こころと習慣の話

彼氏に「電子タバコだからもう大丈夫」──根拠のないことを言われて、どこかモヤッとした経験はありませんか?

たしかに匂いは少なく、煙も出ない。
でもその“安心感”こそが、禁煙を遠ざけてしまう最大の落とし穴なんです。

今回は、電子タバコが“ごまかし喫煙”を生む理由について、WHOの警告と私自身の体験をもとにお話しします。

結論:電子タバコは“禁煙の代わり”でもなく、むしろ吸う機会、回数を助長します

結論として、電子(加熱式)タバコ**禁煙を遠ざける「ごまかし喫煙の装置」**です。

煙が少なく匂いも弱いため、「もうやめたようなもの」と錯覚しやすいし、言い訳の材料に使われやすいです。

でも、電子タバコにもニコチンが含まれており依存性は変わりません。

まかろん
まかろん

それどころか、匂いや煙も出ないことをいいことに、「吸う機会を助長してしまう。」そんなデメリットも大きいです。

そしてバレにくいをいいことに、「嘘に嘘を重ねる」トリガーになるのも電子タバコなのです。

電子タバコは吸っている限り、それは「禁煙」ではなく「継続喫煙」なんです。


電子タバコは「禁煙の代わり」ではなく「依存の延命装置」

世界保健機関(WHO)は2024年、初めて電子タバコ(加熱式タバコ)の使用者数を推計しました。👉 電子たばこ、世界で1億人が使用 WHO初推計、青少年に悪影響も

結果は、なんと世界で1億人以上
そのうち8600万人が15歳以上で、男性が5300万人を占めるとの報告です。

WHOはこう警告しています。

「電子タバコも健康に有害であり、青少年の発達に悪影響を及ぼすおそれがある。」

つまり、「紙よりマシ」という理由では禁煙の代わりにならないのです。

なぜなら、電子タバコにもニコチンが含まれ、依存性は紙タバコと同等だからです。

さらに、煙が少なく匂いが抑えられている分、「紙タバコより体に害が少ないのではないか?」

という”吸うハードルが下がってしまう心理的トラップ”があります。


私の体験:一番やめづらかったのは「電子タバコ期」

私も紙タバコをやめて電子タバコに切り替えました。

しかし、今振り返ると──あの時期が一番やめづらかったです。

  • 匂いが少ないから、車の中でも気軽に吸える。
  • 帰宅直前まで吸っても、ファブリーズすればバレない。
  • 夜、妻と子どもが寝た後に換気扇の下で吸っても、気づかれない。

正直、電子タバコも臭いはあります。
でも紙タバコに比べれば半分以下。
「臭くないし、煙も出ないから大丈夫」と思い込んでいました。

まかろん
まかろん

加熱式タバコ独特の「葉を蒸した匂いが苦手…。」という人もいます。

吸わないに越したことはないですね。

なので、「電子(加熱式タバコ)だから大丈夫。」とうのは、それは大きな錯覚です。

実際は、“吸っている自分を正当化する”ごまかし禁煙でした。

紙タバコを吸っていた頃よりも吸う回数が増え、気づけば「やめられない自分」に戻っていたのです。

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電子タバコの“嘘八百”トークには注意

恋人やパートナーがこう言ってきたら、要注意です。

  • 「これ、タバコじゃないから」
  • 「紙タバコより全然マシだよ」
  • 「健康にもいいし、匂いしないから問題ないでしょ」

──どれも、嘘八百トークです。

電子タバコ=ニコチン入りのタバコ。
依存性がある以上、吸っている限りは喫煙者です。

「吸ってもいい理由」を探しているだけで、禁煙の努力ではありません。

電子タバコは、臭いも煙も少ないからこそ“バレずに吸える”。
その構造が、嘘をつく人の逃げ道にもなってしまうのです。

彼氏にタバコをやめて欲しい方はこちらの記事へ

喧嘩せずに彼氏を禁煙へ|後押しできる“伝え方と具体策”

電子(加熱式)タバコ=まだ“安全”とは言えない

電子タバコの歴史はまだ10年ほどです。
長期的な健康被害は、明確なデータが存在しません

しかし一部の研究では、電子タバコの蒸気に発がん性物質・微細粒子・重金属が含まれていることが確認されています。

紙タバコの危険性は長期的なエビデンスから、「吸うことは推奨されていません。」

しかし電子(加熱式)タバコの歴史はまだ浅いため長期的データは未知数なので、不安感は拭えません。

むしろ、「まだ分かっていない」という不確実さこそが、最大のリスク。
“紙タバコより安全と思いたい”心理が、依存を深める温床になっています。


本当にやめた時に見える世界

タバコを手放した瞬間、世界が少し変わります。
朝の目覚めが軽くなり、味覚も戻る。
何より、“吸っている自分を隠さなくていい安心感”がある。

まかろん
まかろん

私がやめてわかったことは、

禁煙とは、「タバコをやめること」ではなく、「ごまかさない自分に戻ること」なのだと感じました。


まとめ|電子(加熱式)タバコも禁煙してもらう、彼氏に“逆ギレされたら別れの選択も

笑顔で指を立てる男性のイラストと、右側に「星マーク付きの吹き出しと手」のアイコンが描かれたイラスト。おすすめやアドバイスを伝えるイメージ。

電子タバコ=禁煙ではありません。
吸っている限り、心のどこかで「まだタバコに縛られています」

後押しする方法は、大変面倒ですが——

  • 相手の気持ちを逆撫でせず、感情的ににならないこと。
  • 一緒に禁煙に歩み寄ろうとする姿勢

この2点が大切です。

そして、もと喫煙者の私からのアドバイスとして——

逆ギレしてくる彼氏であれば別れの選択を選んでも、個人的には良いと思います。

電子タバコは、匂いで気づきにくい、隠れて吸える温床になりがちですが、

彼氏の嘘八百に騙されず、根気よくアドバイスを送ってあげてくださいね。

ではでは本日はこの辺りで。まかろんでした


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